2005年02月06日 (日曜日)
「ブショネ」を見分ける 〔人物編〕
ふと思ったのだが「ブショネ(bouchonné)」は人物にもある。
一見、上質のもののようだが開けてみると少しカビ臭いという人に会うことがないだろうか?人物の「ブショネ」、見分け方はいろいろあるだろうが、私が気になっていることをいくつか挙げてみる。
◎ポイント1:有名人との付き合いをよく口にする
とにかく会話の中に有名人(芸能人、政治家などだけでなく業界内の有名人や有力企業の役員なども含む)の名前が頻繁に出てくる人がいる。自分を大きく見せたり、「自分は人脈が広いのだ」と言いたいのだろう。「証拠」とばかりにその人たちの名刺を並べ始める人もいる。しかし、これは人脈を完全に誤解している。人脈の本質は「自分が知っていること」ではなく、「相手に知られていること」だからだ。一見すごそうだが、このタイプのブショネは、かなり痛みが進んでいる。
◎ポイント2:過去の自慢話に終始する
例えば食事の席で。相手によく知ってもらうためにお互い昔のエピソードを話したりするのだが、この中身が自分の自慢話に終始する人がいる。しかし、単なるエピソードでも自慢に聞こえてしまうこともある。よくわからない場合の見分け方は、相手とはまったく関係の無い話題(例えば時事問題など)を提供してみること。2-3分で、本人の話題に戻ってきたら「当たり」だ。
◎ポイント3:歳を隠そうとする
女性ならまだしも、男性で歳を言いたくない人は「歳で判断されては困る」とか「歳は関係ないでしょう」とか言いながら、自分が一番歳にこだわっていることに気がついていない。確かに、年配に見られたり、また逆に若く見られたりするほうが有利なことがある。しかし、信頼できる付き合いは中身が勝負だ。そんなところで躊躇したり作っていることに虚像への気持ちの一端が現れている。
「ブショネ」とはいささか失礼な例えかもしれないが、3つのポイントの共通点は、「今の裸の自分で生きているか、付き合おうとしているか」というところだ。ビジネス戦術的、心理学的にはいろいろな方策があるだろう。ただ、私個人の経験としては、鎧・飾りを脱げない人とは長く付き合えたことはない。
う-む、なんか納得。勉強になりました。
Posted by: akamaki at 2005年02月07日 00:07素晴らしい分析。感心した。
概念的に傾向を上げるだけでなく、ちゃんと尺度と実例があるのがいい。
しかし、日本ではちょっとブショネっていると思われる程度じゃないと、アメリカでは自己表現の下手な人と思われてしまう。
又、技術系よりも、Sales/marketing系だとその傾向さらに強し。
しかして、アメリカで、Sales/marketingにいると、極めて要注意じゃん!
西に飛ぶ飛行機の中で、コルクを抜いて匂いを確認する習慣をつけないとなあ。
Posted by: hitoshi at 2005年02月15日 06:34こんにちは。東京学芸大学大学院の中村友紀です。
先日は東京江原会でお話をいただき、大変面白かったです!
さっそくサイトを拝見していますが、内容が濃くて面白いです。
自分の中のブショネを洞察する機会を得ました。私の中には上記以外でもいっぱいいっぱいありそうです。
自分に対して素直になることは難しいです。
自信をもって親友と呼べる人はそう多くはいませんが、やっぱり親友はお互いにさらけ出している人ばかりですね。もちろん、熊高の友達です。一生大切にしていきたいです。
平野さんの深い洞察、もっと知りたいと思いました。
Posted by: ユキ at 2005年02月15日 15:04